2011年2月8日火曜日

君がオヤジになる前に 堀江貴文

カバーイラストに「カイジ」などでおなじみの漫画家、福本伸行。福本氏との対談も収録されている。

それぞれ

25歳への君へ
28歳への君へ

というように、それぞれの年代で疑問に思うこと、悩んでいることに対して堀江氏が独特の表現?方法で持論を展開していく。

とにかくストレートで徹底的に無駄と思えるものを排除してきた、という堀江氏。

現代の異端児とも見られがちだが、自分はむしろこのガンコさと目標を達成する為に厭わない犠牲や友人をも切り捨てていく様は戦国時代の武将の様な気がしてならない。

元々、日本人は持っていたのではないだろうか?

堀江氏の言うことが異端という前に、現代の人達が牙を抜かれてしまっているだけなのかもしれない。

そう思うこともできるのではないか。

一つ一つの言葉はかなり強烈で、中には非人道的、と思う人もいるかもしれない様な発言もかなり含まれる。

だからこそ毛嫌いしている人に読んでみてもらいたい本ではある。

考え方自体は好きな方であった自分でさえ、首を捻る部分があった。それくらい強烈ではある。

しかし、それこそが本当に何かを勝ち取れる人間であることも否定出来ない。

どっちつかずは何の興味も持たれない。毒であればあるほど逆に注目もされるし、好き嫌いもはっきり出る。

人は皆それぞれ価値があると思っている。

が、いるのかどうかもわからない、では価値があってもそれは人には伝わらないのだから。

振り切れてる人間はいつの時代も面白い、ということだろうか。