仕事における人間関係や段取り、時間の使い方などから行動を検証して探る、思考に関する本と言ってもよいと思う。
若干、人によっては腹立たしいと思ってしまうのではないか、という表現もあるが、しかしながら的は得ているので自分は気にならなかった。逆にビジネス本などは聞き苦しいくらいのものがないと、印象にも残らないと思う。
結構売れている書籍なので手にされた方も多いと思うし、購入した理由もおそらく自分と近い方が多い気がしている。
それはレビューや紹介文を見て「自分の今の会社」に当てはまっていそう、という何とも残念な理由だ。
実際その通りだったので致し方ないのだが。
単なる残念な仕事の仕方を知るだけでなく、今の俺のこの会社大丈夫なのか?という不安さえ見えてきてしまう気がする。
そしてなぜ10年維持出来る会社が5%しかいないのか、容易に想像が出来る。この本に書かれている残念な人というのは珍しい人ではない。むしろ大多数の人と言っても言い過ぎではないと思う。
確かにこの本は重箱の隅をつつくような表現は多々あるが、思考することによって出てくる意見とはそんなものじゃないか、と思う。同じ情報でも個々がどう受け取って、導き出した答えがそれぞれ違うのはまさに思考の方法に差があるからなのだ。
2011年2月24日木曜日
2011年2月16日水曜日
成功者の告白 5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 神田昌典
日本にDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)を持ち込んだ、DRMの第一人者と言われる経営コンサルタント、神田昌典氏の小説型のビジネス本。
この書は2004年に発売されたものだが、神田氏の書籍は「あなたの会社が90日で儲かる!―感情マーケティングでお客をつかむ」など発売から10年経った今でも再販されるくらい、ビジネスに関する教科書の様な濃い思考を学ぶことが出来る。
本書は起業から会社がどう育っていくか、その中でどのような障害が立ちふさがるのか、その対処法などが中心なのだが、2011年の今読んでも思わず頷いてしまうような会社が破綻してしまう(特に中小企業)道筋を預言者かのごとく的確に示している。
なぜならこれを書いている私も経営側ではないが、かつてベンチャー企業で2度経営危機に陥った会社の真っ只中に居た経験があったからだ。
身を持って経験すると、本書に書いてあることがいくつも当てはまる点の何と多い事か。
しかも仕事と家庭という、関係ないようで密接に係わりあっている難題を2004年の時点で、日本でここまで明確に説明されているものがあっただろうか。
前回の堀江氏もよく発言しているが、情報を持つことによって未来は予測できるのだ。
情報自体には価値はさほどないが、一つ一つは何の関係も価値もないような情報でも、思考を働かせることによって、それが組み合わさり、色んなものが見える様になる。
勿論、行動があって情報は活きるわけだが。
DRMの本は昔のダンケネディやらジョンケープルス、ジョセフシュガーマンなどの本を読めば大体足りる、という人も多い。
良いものはいつの時代でも使える、基本は同じ、という事なのかもしれない。
2011年2月8日火曜日
君がオヤジになる前に 堀江貴文
カバーイラストに「カイジ」などでおなじみの漫画家、福本伸行。福本氏との対談も収録されている。
それぞれ
25歳への君へ
28歳への君へ
というように、それぞれの年代で疑問に思うこと、悩んでいることに対して堀江氏が独特の表現?方法で持論を展開していく。
とにかくストレートで徹底的に無駄と思えるものを排除してきた、という堀江氏。
現代の異端児とも見られがちだが、自分はむしろこのガンコさと目標を達成する為に厭わない犠牲や友人をも切り捨てていく様は戦国時代の武将の様な気がしてならない。
元々、日本人は持っていたのではないだろうか?
堀江氏の言うことが異端という前に、現代の人達が牙を抜かれてしまっているだけなのかもしれない。
そう思うこともできるのではないか。
一つ一つの言葉はかなり強烈で、中には非人道的、と思う人もいるかもしれない様な発言もかなり含まれる。
だからこそ毛嫌いしている人に読んでみてもらいたい本ではある。
考え方自体は好きな方であった自分でさえ、首を捻る部分があった。それくらい強烈ではある。
しかし、それこそが本当に何かを勝ち取れる人間であることも否定出来ない。
どっちつかずは何の興味も持たれない。毒であればあるほど逆に注目もされるし、好き嫌いもはっきり出る。
人は皆それぞれ価値があると思っている。
が、いるのかどうかもわからない、では価値があってもそれは人には伝わらないのだから。
振り切れてる人間はいつの時代も面白い、ということだろうか。
それぞれ
25歳への君へ
28歳への君へ
というように、それぞれの年代で疑問に思うこと、悩んでいることに対して堀江氏が独特の表現?方法で持論を展開していく。
とにかくストレートで徹底的に無駄と思えるものを排除してきた、という堀江氏。
現代の異端児とも見られがちだが、自分はむしろこのガンコさと目標を達成する為に厭わない犠牲や友人をも切り捨てていく様は戦国時代の武将の様な気がしてならない。
元々、日本人は持っていたのではないだろうか?
堀江氏の言うことが異端という前に、現代の人達が牙を抜かれてしまっているだけなのかもしれない。
そう思うこともできるのではないか。
一つ一つの言葉はかなり強烈で、中には非人道的、と思う人もいるかもしれない様な発言もかなり含まれる。
だからこそ毛嫌いしている人に読んでみてもらいたい本ではある。
考え方自体は好きな方であった自分でさえ、首を捻る部分があった。それくらい強烈ではある。
しかし、それこそが本当に何かを勝ち取れる人間であることも否定出来ない。
どっちつかずは何の興味も持たれない。毒であればあるほど逆に注目もされるし、好き嫌いもはっきり出る。
人は皆それぞれ価値があると思っている。
が、いるのかどうかもわからない、では価値があってもそれは人には伝わらないのだから。
振り切れてる人間はいつの時代も面白い、ということだろうか。
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